[年中無休]
牛込柳町駅より徒歩約3分・新宿区市ヶ谷
【市ヶ谷動物医療センター】

ここでは特徴的な症例について、一部をご紹介いたします。
※手術の写真を掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください。
小滝橋動物病院グループ全体の外科症例件数については、>こちらをご参照ください。

熱中症

~大切なご家族の命を守るために~
年々夏の気温が上昇するなか、犬や猫といった動物たちにとっても、熱中症は命に関わる非常に危険な疾患です。
熱中症とは、高温多湿な環境下で体内に熱がこもり、体温が異常に上昇してしまうことで、全身にさまざまな障害を引き起こす状態を指します。
動物は人間のように汗をかいて体温を下げることができず、主に呼吸(パンティング)で熱を逃がします。しかし、外気温や湿度が高いとそれも機能しにくくなり、短時間で急激に体温が上がって重篤な状態になることがあります。
熱中症は、脱水や意識障害、けいれん、さらには多臓器不全を引き起こすこともある緊急疾患です。特にリスクの高い動物においては、わずかな環境の変化でも命の危険に繋がる可能性があります。

■ 熱中症になりやすい動物・条件
以下に該当する動物は、特に熱中症にかかりやすいため注意が必要です。
◎ 短頭種(鼻の短い犬種・猫種)
例:パグ、フレンチブルドッグ、シーズー、エキゾチックショートヘア、ペルシャなど
→ 呼吸がしにくいため、体内の熱をうまく放出できません。
◎ 高齢の動物
→ 体温調節機能や体力が低下しており、暑さに弱くなっています。
◎ 子犬・子猫
→ 体温調節機能が未発達で、外部環境の影響を受けやすくなっています。
◎ 肥満傾向のある動物
→ 体に熱がこもりやすく、放熱効率も低下しています。
◎ 持病のある動物(心臓病・呼吸器疾患など)
→ 呼吸による放熱が制限され、リスクが高まります。

■ 熱中症の主な症状
・ハァハァと激しく呼吸する(パンティング)
・ぐったりして動かない、立ち上がれない
・よだれが多い
・嘔吐や下痢
・ふらつきや意識の低下
・けいれん、失神

■ ご家庭でできる熱中症対策
・散歩は朝早くか日没後の涼しい時間帯に
・室内の温度・湿度を管理(目安:25~27℃、湿度50~60%)
・飲み水をいつでも清潔に用意する
・留守中もエアコンを使用する
・短頭種・高齢・持病のある子は特に慎重に


熱中症は、予防と早期対応が何よりも重要です。
ほんのわずかな油断が、大切なご家族の命に関わることもあります。
夏の間は「まだ大丈夫」と思わず、常に暑さへの配慮を心がけていただければ幸いです。

少しでも異変を感じた場合は、お早めに当院までご相談ください。