[年中無休]
牛込柳町駅より徒歩約3分・新宿区市ヶ谷
【市ヶ谷動物医療センター】

ここでは特徴的な症例について、一部をご紹介いたします。
※手術の写真を掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください。
小滝橋動物病院グループ全体の外科症例件数については、>こちらをご参照ください。

巷で噂の重症熱性血小板減少症候群とは??

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは?
動物から人へ感染するウイルス性の人獣共通感染症です
ウイルスを保有するマダニによる吸血で感染が成立します
また感染動物による咬傷や感染動物との濃厚接触にて感染したケースもあります
マダニの実物写真(国立感染症研究所より引用)
<感染してしまったらどういう症状がでる?>
発熱や下痢、嘔吐、黄疸(粘膜が黄色に変色)するなどの症状が認められます
血液検査では血小板数減少、白血球数減少、高ビリルビン血症が認められます
致死率は猫で60%、犬で40%、人では30%と言われています
<日本での発生状況>
日本では主に西日本を中心に発生しているが、静岡県でも感染が確認されています
しかし関東でも野生動物において過去に感染したことを示す抗体を保有していることから関東でも警戒が必要です
犬・猫におけるSFTS感染状況(国立健康危機管理研究機構より引用)
<治療方法・予防方法>
特効薬のような治療薬は残念ながらございません
万が一感染した場合は点滴治療を中心とした対処療法を実施していきます

そのため予防が非常に重要です
予防方法として効果的なのは以下の2点です
①不用意に野生動物と接触しない
②マダニ予防薬を定期的に塗布する

これから旅行の計画が増えるかと思います
感染発生地域でも発生率は決して高くありません
必要以上に恐る必要はありませんので、適切に予防を実施しましょう

当院ではマダニ予防薬を取り扱っておりますのでいつでもお気軽にご相談ください