ここでは特徴的な症例について、一部をご紹介いたします。
※手術の写真を掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください。
小滝橋動物病院グループ全体の外科症例件数については、>こちらをご参照ください。
~猫の便秘~
猫の便秘はとても身近なトラブルですが、実は放っておくと 命に関わる重い病気に繋がることがあります。
⚫️猫の便秘の主な原因
便秘の原因は多岐にわたります。
①水分不足、脱水:水分不足により便が硬くなり、出にくくなります。
②加齢:年齢とともに腸の蠕動運動が低下し、便が出にくくなります。
③ストレス:トイレの清潔さ、場所が気に入らないと排便を我慢することがあります。
④肥満:物理的な圧迫や腸の運動機能の低下が引き起こされます。
⑤病気や骨の異常:骨盤の骨折、腸の異常や神経の異常など
⑥特発性:原因が不明にも関わらず腸の筋肉が正常に動かず、風船のように伸びきってしまうことがあります。
~要注意!見逃してはいけない便秘のサイン~
以下のような場合、すぐに動物病院を受診することをお勧めします。
◎うんちが2日以上出ていない
◎トイレに行くが何も出ない
◎トイレの中で長くいきんでいる
◎明らかにうんちが硬い
◎吐く回数が増えた、食欲がない
◎便秘の裏に、慢性腎臓病などの脱水を引き起こす病気が隠れている事もあります。
~動物病院でできる治療、ご自宅でできるケア~
1.内科的ケア
・輸液療法:脱水の補正
・飲み薬の処方:消化管の運動を改善させる薬、下剤など
・食事の変更:繊維質を多く含む食事により善玉菌が増え、うんちの性状が改善するという報告があります。お腹の中の細菌のバランスを整える事が効果がある場合もあります。
2.便の処置
・摘便:用手で溜まっている便を掻き出します。
※注意:猫ちゃんにとって大きな負担となることがあります。場合によっては鎮静下で行う事もあります。
3.外科手術
腸が伸びきって動かなくなってしまった場合(巨大結腸症といいます)、太くなった大腸を一時的に切除する事があります。
ご自宅でできるケアとしては、水分をたくさん取らせる(水飲み場を増やす、きれいな水をいれる)、トイレの環境を見直す、体重管理、食事の変更などがあります。
「たかが便秘」と思わず、猫ちゃんに異変を感じた場合はお気軽に当院までご相談ください。